[夫婦リスキリング] あなたの家族は大丈夫?家族力検定をやってみよう(所要時間8分)

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[夫婦リスキリング] あなたの家族は大丈夫?家族力検定をやってみよう(所要時間8分)

2025.01.21

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おはようございます。
今日は無料で出来る家族力検定をご紹介します。
夫婦において、こういう時はどんな対応が正しいの?とか、頭では理解していてもついつい相手にイラっとしてしまう、といった時の対応策など、理論的に家族力を知ることができます。
全7問のWebテストでも出来るのですが(→家族力検定はコチラ)、今日は最初の4問をこのコラムでご紹介したいと思います。

自分の、家族に対する対応はどうなんだろう
と思う方は、是非やってみてくださいね。

それでは、家族力検定スタート!!

1問目です。
家族力とは「家族に起こる気持ちや行動のズレを、正すのではなく、理解し認め楽しめる力」のことをいいます。では、家族力が良好な状態とは、次のうちどれを指すでしょうか?

正解は2つあります。さて、どれでしょう?

A 気持ちや行動のズレが生じたら、相手にそのまま残念な気持ちを伝え、正してもらうよう正直にお願いする

B 気持ちや行動のズレが生じたとしても、指摘や批判をすることなく、「何故ズレが生じるのだろう」と深く考察する

C 自分が我慢をすれば喧嘩は起きないのだから、何も言わない

D 我慢をするのではなく、表現方法を工夫したり、考え方の幅や深さを広げたりすることで、そのズレを楽しんでしまう

正解は、BDでした!!

解説です。
家族力が良好な状態とは、気持ちや行動にズレや差が生じたとしても、指摘や批判をすることなく、そのズレや差を理解すること、認めること、楽しむこと、無理せず寄り添うことができており、家族一人一人が我慢をすることなくお互いに思いやりと敬意をもって接しあい、心地よく生きている状態をいいます。

家族といえど、価値観が合わないことは当たり前ですし、気持ちや行動は必ずズレます。
その時にどういう対応をするかで、今後の関係性が変わってきます。
まずは前提として、相手をコントロールしない、そして、我慢をしたり、自分の欲求を押し付けることをせず、まずは相手のことを良く知る努力をする、ということが必要なのです。

では、2問目にいきましょう!

家族は、多くの人にとって最も身近なコミュニティであり、人間の能力や人格形成には欠かせない重要な存在です。
人間の能力の中でも、「自尊心」は良好な人間関係を構築するためには必要不可欠な要素であり、家族の中で育むべき能力の一つになっています。
では、自尊心とは、次のうちどれを指すでしょうか?

正解は2つあります。さて、どれでしょう?

A なにか困難な状況があった時に、「何とかなる!自分が何とかする!」と、根拠がなくても立ち向かえるよう自分の評価をポジティブにとらえる気持ち

B なにか困難な状況があった時は「自分には無理だから誰かに何とかしてもらおう」と考え、無理に解決しようとしないで慎重に動こうとする

C 自分が幸せになること、尊敬されること、人から愛されることには何かしらの理由があるのだから、むやみやたらにこれらを求めようとしない気持ち

D 自分には、幸せになる権利があり、人から尊敬されたり愛されたり、価値がある人間だと信じる気持ち 



正解は、ADでした!!

解説です。
自尊心とは、簡潔に言えば自己評価のことを指します。
自分で自分を評価し、自分は優れている、誇らしいと思う心であり、根拠や理由があって自分を認めている状態を言います。

人は、人間関係において自分の自尊心を守り、自尊心を傷つけられると相手を敵とみなす生き物です。
家族内においても自分の重要性を認識し、認められている、注目されているという根拠のある自信が持てるようになると、子どもも大人も身近な人との信頼関係が構築しやすくなり、結果的に社会での人間関係もうまく構築できるようになるのです。

自尊心についてはこれまでも多くのコラムで解説してきましたが、学校も仕事も家庭もすべてはこの人間の自尊心が深く関わってきますので、改めて自尊心について知る努力をして頂けると嬉しいです~。

さぁ、3問目にいきましょう!

人間は、環境や食べ物、人間関係など周囲の影響を受け、その反応が体や心にシグナルとして出ます。
中でも、皮膚から受ける影響は大きく、人間の脳にある約1,000億個の神経細胞が体内や体表面のあらゆる所とつながっており、体や心にたくさんのシグナルを出しています。
では、皮膚が受ける影響のうち、体や心に良いシグナルを出すためには、次のうちどれが良いでしょうか?

正解は3つあります。さて、どれでしょう?

A 親子や夫婦、友人同士で握手や肩を組むなど、スキンシップをはかる

B 心身の緊張をほぐすリラクゼーションやマッサージを受ける

C 家では大切な家族と一緒に過ごしているのだから、なんだか休まらないなぁと感じても、家族とはできるだけ距離を近く保ったり、くっついたりする

D 夫婦になって年月が経過しても、恥ずかしさや忙しさに言い訳することなくハグやキスをする



正解は、ABDでした!!

解説です。
触れることによる皮膚への刺激は、手の密着と圧迫、手の温かさ、位置などが神経の働きを通して脳に伝わり、全身に作用します。
その刺激を心地よいと感じることによって、不安の緩和、孤独からの解放、安心感の獲得、自尊心の回復など、感情によい影響をもたらします。

ですが、パーソナルスペースという目には見えない自分だけの空間があるため、自分の縄張りに防衛本能がはたらくと不快感を覚えます。
そのような時は家族でも、一定の距離感を保つことが重要です。

さぁ、最後行きましょう。

最後の問題です!

人は、人との関わり合いの中で、相手の発言や行動を理解できず、やみくもに会話や交流を続けることで生まれるストレスがあります。
これは、人間関係の基本原理を知り、思い込みや押し付けを取り去り、正しい向き合い方をすることで解消できるものです。
では、人間関係において正しい原理や考え方は、次のうちどれでしょうか?

正解は2つあります。さて、どれでしょう?

A 人間は姿・形が似ているので、ある程度の行動や思考も似ており、大体のことは分かり合えるものである

B 男と女は、脳の構造が明らかに異なるものだから、女は結論が出なくても会話を楽しむことができるし、男はすぐに結論や解決策を求めるので、会話方法に気をつける必要がある

子育てにおいては、親になったから完璧に何でもできるようになるわけではないので、親も成長をしながら、子どもの成長を見守る必要がある

D 様々な個性がある関係性の中では、なるべく意見のぶつけ合いをせず、「みんな仲良く」をモットーにするべきである

正解は、BCでした!!

解説です。
古くから存在した人間の中で、最も新しく登場したのがホモ・サピエンスと言われ、私たちは男も女も大人も子どもも皆同じホモ・サピエンスに属します。
姿・形が似ていて、ある程度の行動や思考も似ている事から、人間は皆同じと認識している事でしょう。
しかし、男も女も大人も子どもも同じ人間だからといって「すべてが同じ」ではありません。
これは近年、脳科学や運動学の見地からも証明されています。

むしろ、同じだからと決めつけ、相手を理解することを怠るがゆえに、人間関係のズレが生じることが多々あるため、この違いをきちんと理解する必要があるのです。

男と女は、天と地ほどに違うし、宇宙人と地球人くらいに異なる性質を持っています。
まずはこの違いを理解して、実践できるようになると、夫婦のストレスは生まれにくくなります!!

まとめ

いかがでしたでしょうか。
4問とも正解だった、という方は家族力理解度100%!
このまま仲の良さを貫いていって欲しいです。

逆に、頭では分かっていても実践できない!!という方は実践方法をお伝えしますので、武嶋までご連絡くださいね~。

本当に日々思うのは、日常的にどんな態度でどんな言葉を使うかがとても重要だということ。
どんな言葉を使うかは、相手に対する自分のスタンスを表現しますので、たった一言で「好き」か「嫌い」も表現できてしまうし、「感謝をしている」のか「軽蔑をしている」のかも伝わってしまう。
言葉とリアクションは自分を映す鏡なので、まずは意識的に自分の態度と言葉を見つめなおす機会を持って頂きたいと思います。

ということで、今日はこの辺で。
長文をここまでお読みいただきありがとうございました。

武嶋愛