こんにちは。
12月は師走(しわす)と言われるだけあって、何かと忙しいですね。
私もバタバタしすぎて、1日があっという間です。
さて、最近は結婚に関する明るい話題があまりありません。
「結婚って苦労が多い」という声もよく聞きます。
ですが、私たち夫婦や、周りの人でも「結婚して本当に良かった!」と心から思っている人はたくさんいます。
逆に、「こんなはずじゃなかった!」と心から後悔している人もたくさんいて、そういう人からのご相談も増えています。
この違いは、結婚生活を誰とどのように過ごすかです。
最良の相手と出逢えることは運でもあり、行動の結果でもあります。
そして、その運を勝ち取り、生活の中で努力をし続けることで明暗がキッカリ分かれてしまいます。
本当に相性の良い相手と出逢い、結婚生活を大切に過ごす人たちは、皆似たような意見を持っていて、こういう意見を聴くと、やっぱり結婚って良いもんだ!と確信します。
逆に夫婦生活を嘆いている人たちは、本当は今からでも努力をして頂きたいのですが、なかなか重い腰を上げることができずに悩み続ける日々を送っています。
そこで、幸せな結婚生活を送るにはどんなことを今からやれば良いのかをお伝えしておきたいと思います。
夫婦に必須なことは「欲求(自尊心)を満たし合う」こと
自分の話を聞いてほしい。
自分を一番だと認めてほしい。
自分は価値がある人間だと認めてほしい。
自分の行動は全て正解だと認めてほしい。
これが、人間の自尊心です。
人間には誰しもこのような欲求の土台が存在します。
そして自尊心は、すべての行動のベースになっていて、勉強を頑張るのも、人を好きになるのも、仕事を頑張るのも、おしゃれをするのも、すべてこの自尊心を満たすために人間は行動します。
そして、自分にこの欲求があるように、相手にも同じ欲求が存在します。ということは
良好な人間関係とは、この欲求を満たし合うことで成り立つもの、なのです。
もう少し簡単に説明します。
パートナーとうまくやりたいなら
相手の話を聞いてあげる。
相手を一番だと認めてあげる。
相手を最も価値がある人間だと認めてあげる。
相手の行動は全て正解だと認めてあげる。
これをやれば良い、ということです。
これが 最強!の良好な夫婦関係を構築する術 です。
さぁ、ここまで大丈夫でしょうか。
夫婦のコミュニケーションの模範例
せっかく大好きな人と結婚をして、幸せになれると思ったのに、結婚をしたら苦労ばっかり!!
そうならない為にも、夫婦のコミュニケーションを整えて、生涯仲良しな2人でいるための会話の模範をお伝えします。
・自分の話をする前に、相手に興味を持っていることを伝える一言をまず言いましょう。
→「おかえりなさい。今日も無事帰って来てくれて良かった。ご飯にする?お風呂入っちゃう?」
※昭和時代の「おかえりなさい。お風呂にする?ご飯にする?それとも、ワ・タ・シ??」というセリフは実は夫婦関係の究極のテクニックなんですよね…
・自分なりに、あなたを大切に思っている気持ちを伝え続けましょう。
→「出逢った時から気持ちは変わらないよ」
「生きていてくれてありがとう」
「愛してるよ」など
・自分なりに、相手をスゴイと思う長所や強みを伝え続けましょう。
→「あなたの優しさにいつも助けられているよ」
「仕事頑張っていてすごいね」
「いつも穏やかでありがとう」
「家がいつも綺麗なのはあなたが掃除してくれているからだね」など
・家事や育児など相手のやったことに対して非難はご法度です。
→ここでは「ありがとう」の一択です
ここまで実践できたら、あとはメリットのみです!!
メリット① 体調不良の時に寄り添い合える
私の経験から感じる、結婚生活のメリットをいくつかお伝えしておきます。
まずはじめに。
女性は、年齢を重ねるたびに、またライフイベントが変わるたびに、体調の変化が必ず伴います。
日頃から節制をしていても、また丁寧な生活を心がけていても、やっぱり加齢には抗えませんし、月の満ち欠けや天候によっても少なからず影響を受け、ココロとカラダのバランスを取り続けることは女性の永遠のテーマなんだと思います。
そんな状態を夫が理解し、たまに訪れる頭痛やめまい、ふらつきなどが出た時にとっさに
大丈夫?ちょっと休んでて!何か欲しいものある??
とすぐに寄り添ってくれた瞬間、体調は悪くても、心はものすごっく温かくて、笑顔があふれます。
私の身体を夫が一番大事に考えてくれているという証拠なので、あ~、この人と結婚して良かった!! と何度感じたことでしょうか。
うちの夫は趣味で格闘技をやっているので、ケガをよくします。そういう時は最低限の活動のみで、基本は家でゆっくりしています。
あちこち痛がっている夫を見ると、私まで痛みを感じ、気が付くと痛いところに手を充てて痛いの痛いの飛んでけ~をやっています。
夫は嬉しそうに、ありがと!と言い、それだけでお互いが安心するのです。
ちなみに。
うまくいっていない夫婦は、体調不良をどちらかが主張すると、相手を慮るどころか、「俺も~」と自分の方が体調が悪い!と言い、両者一歩も譲らないそうです…
メリット② 美味しい!楽しい!という感動を共有した瞬間
次に、結婚式で述べる定番の誓いの言葉として「喜びは2倍に、悲しみや苦しみは半分に」というのがありますよね。まさにこれです。
外食でも家ご飯でも、何か美味しいものを食べた時に顔を見合わせて「ん~~~美味しい!」と言った瞬間や、キャンプや旅行など夫婦共通の趣味の時間に「あ~~~楽しい!」と感じ、隣を見ると大好きな夫も同じような顔をしていた時。
本当に結婚して良かった!と感じます。
同じ想いの人が一番身近にいるという心強さは、結婚前には知らなかった感動です。
子どもの時は喜怒哀楽を素直に表せていたのに、大人になるとだんだん自分の感情を素直に表現できなくなる人が多いと思います。
そんな中で、つい素直な感情が表に出ても、それを良しとして認めてくれて、さらに同じ感情を表に出しているパートナーを見ると、これで良いんだ~!と肯定された気がするのかもしれません。
こうやって、夫婦ともに素直に感情を表現することで、人生の優先順位や、大切にしたい価値観を共有し合い、何十年も共に生活をする土台ができてくるのではないでしょうか。
メリット③ 自分の一番の味方でいてくれる瞬間
最後はこれ。
お気に入りのグラスを割ってしまった時に、割ったことを一切責めず、ガラスを踏まないようにと掃除機をかけてくれている後ろ姿。
仕事上で決断できない二つの方法論で迷っている時、「愛が決めたことなら俺は賛成するよ」と言って見つめてくれる目。
本当にこの人と結婚できて良かった!と思います。
人は常に迷い、悩み、決断をしながら、生きています。
その迷いや悩み、決断が、正しいのか?間違っているのか?は誰にも分からず、またすぐに判断するのではなく、結果論としてどうだったのかをゆる~く捉えながら、少しずつ前進していく方がラクに生きられると思います。
そんな中で人生のパートナーが隣にいて、どんな時でも自分を肯定してくれる時、これこそが結婚の醍醐味なんだと思います。
家族が敵だと感じると、家庭は心が休まらず、居心地も悪く、身体も休まりません。
ですので、家族が一番の味方でいてくれる結婚生活を送って欲しいと思います。
では最後に、努力なしで夫婦生活を送る人の多くが嘆く不満をご紹介します。
ちなみに結婚した当初からこういう問題が勃発し、また妊娠や出産をするともっと悪化しますので、今のうちに正しい努力をして、防いでおいていただきたいです。
「優先順位変わらなすぎ男 vs 変わりすぎ女」の攻防
結婚をしているご夫婦から、またどちらかから相談を受け、不満として最も多くあがるのが「優先順位について」です。
結婚しても、妻が妊娠しても、子どもが生まれても
1位:自分 2位:仕事 3位:趣味や自分時間 4位:子ども 5位:妻
のように、順位がいつまでたっても変わらない男。
それとは逆で、
結婚した途端、1位:家庭 2位:仕事 3位:自分 で優先順位が変わり、
妊娠すると、1位:お腹の中の子ども 2位:自分 3位:夫 で優先順位が変わり、
出産すると、1位:子ども 2位:睡眠 3位:掃除 4位:食事 でまた優先順位が変わり、
子どもが成長すると、1位:自分時間 2位:仕事 3位:将来の備え というように、ライフイベントごとにコロコロ変わる女。
そして、男は「妻は変わってしまった」と嘆き、女は「夫はいつまで経っても変わってくれない」と嘆く。
まさに、夫婦のズレです。
ちなみにコレを理解するには
基本的に人はそう簡単には変わらないということを肝に銘じておく。
ただし、遺伝子に組み込まれた役割が違うので、
男は戦いながら大切なものを守るもの
女は育みながら大切なものを守るもの
その守り方が違うのだと認識しましょう。
まとめ
結婚は、人生の選択肢の中の一つなので、選ぶも選ばないも個人の自由です。
それに対しては、私から押し付けをするつもりはありません。
でも、結婚してみたい、という選択肢をすでに自分の中に持っている人には、ぜひお伝えしておきたいのが、誰でも良いから結婚するのではなく、自分に最適な相性の相手を探してもらいたいということ。
そして正しい努力を学び、楽しみながら努力をして、幸せな結婚生活を送っていただきたいということ。
そのために私たちがいます。
お困りの方はいつでもご連絡くださいね。
今日もここまでお読みいただきありがとうございました。
代表理事 武嶋愛