一ヶ月ほど前、娘が4年半お世話になった習い事の先生の訃報が届きました。
先生は1979年生まれで私の一つ年下、まだ小学生のお子さんが2人いて、旦那さんとも仲良しです。とても熱心に子どもたちに向き合って下さり、大好きな先生でした。
そんな先生が、2人の子と旦那さんを置いて、逝ってしまうなんて、悲しさと喪失感以外の感情が浮かんできません。
先生を想いながら、思い出話を仲間たちとしていると、ふと冷静になって、自分の生き方を改めて見つめなおしている瞬間がありました。
このままで大丈夫?やりたいことはできている?
今の日本は、健康寿命が世界一の長寿社会です。
寿命が長くなっている今、みんなが元気に活躍し続けられる社会や、安心して暮らせる社会をつくることが重要な課題となっていて、色々な施策が厚生労働省からも発表されています。
そこで今日は、自分への戒めとしての備忘録として、また皆さんにも後悔なく人生を生きていただけるように、大切なことを確認していきたいと思います。
人はみな、幸せになりたいもの
幸せになりたいですか?と聞かれて、いいえと答える人はほとんどいないでしょう。
人間の生きるエネルギーは、あらゆる欲求が絡んでいて、その欲求を一言で言い表すと「幸せになりたい」ということ。
では、幸せって何?という疑問ですが、私たちが考える、幸せの定義とは
1. 心身ともに健康であり、大切にしたいと思える人やモノがあること
2. 自分の大切にしたい人やモノを大切にできる時間を持てること
3. 自分が生まれてきた意味や使命を実感していること
この3つです。
そして、人は生きていく上で様々なコミュニティに属するのですが、その一番小さなコミュニティが「家族」です。私たちが、家族力というオリジナルのメソッドを開発し、夫婦生活をより良く保つための知恵を広めているのは、家族を整えることで、人がまっすぐに育ち、幸せに生きていける世界にしたい と考えているからです。
幸せになって、後悔なく生きるためには具体的にどうすれば良い?ということを、私たちなりの見解でご説明したいと思います。
健康の増進
まずは、肉体が健康であること。
そして、気持ちが健康であること。
健康とは、病気ではない、という状態ではなく、喜怒哀楽を正常に持ち、表現でき、物事の善悪を正常に判断でき、他人とのかかわりを持ちながら、自分の軸をしっかりと持って自分で生活ができている状態のことをいいます。
健康を維持、向上する方法はたくさんありますが、やっぱり一番は 衣食住を整えること だと思います。
特に食べるもの と 食べること と 食べ方 を整えること が一番重要だと考えています。
バランスよく食べることが大事、という一般的な考え方もありますが、私はそれよりも、自分の身体に問いながら、自分の身体が喜んでいるものを食べることを推奨しています。
身体が喜ぶ、とは、消化が早いとか、食べても身体が疲れないとか、食べると元気になれるもの、とか。
身体の反応は素直なので、自分の身体に問うと、身体が喜んでいるか悲しんでいるかが分かり、そこで判断すると良いと思います。
ちなみに我が家は酵素玄米を2年半前から食べていて、それ以来病院に行くこともなくなり、体重の増減もありません。美味しくて、本当に身体が喜んでいるのを、食べるたびに感じます。
農家の友人から取り寄せている野菜と共に食べて、1人ではなく、家族みんなで食べること。このおかげで、夜どんなにお酒を飲んでも、健康を維持できています。
皆さんにとって、何を食べるか、誰と食べるか、どのように食べるかのベストな選択を取っていただきたいです。
大切なものをたくさん築く
次に、自分には大切にしたい人がいる、大切にしたいモノがある、という状態。
パートナーでも、友人でも、ペットでも、推しでも、誰でも良いから、大切な人がいる状態というのは、精神的な安定感がはかれ、心も体も温かくいられます。
趣味や仕事、居住空間、旅行など、自分なりに大切にしたいモノがある状態というのは、自分の好きなことや得意なこと、こだわっていることに素直であり、エネルギーチャージが出来るものがあるので、これも心と体の安定につながります。
ですから、その大切な人やモノをきちんと大切にすること、これが2つ目です。
気持ちでは想っていても、何か事情があって大切にできなければ、それは大切にしているとは言えないのかも。
どういうことか。例えば…
自分は、自分の両親に感謝をし、これからも大切にしていきたいと考えている。が、結婚相手は自分の両親と折り合いが悪く、結婚してからというもの、実家に顔を出す頻度も減り、パートナーが言う両親への愚痴や不満を聞いて、どちらを大切にすべきか分からない。
という実際の話があります。
結婚をすると、自分だけの生活ではなくなります。ですから、自分の価値観をすべて相手に理解させるのは難しいもの。
その相手と生きていくことは、自分の大切にしたいモノを大切にできているの?と問うてみてください。
また、相手の大切にしたいモノを自分は認めてあげていますか?これも問うてみてください。
自分と相手の価値観の違いを認め、受け容れることがし合えていればOK。
もし、認めることも受け容れることができていなければ、それは離れることも考えてみても良いかもしれません…
生まれてきた使命を知る
これはすなわち、自分という一人の人間、または一つの生命体を尊重し、大切にできているか、ということ。
上記にある通り、大切な人やモノを大切にできていたとしても、自分自身を大切にしなければ、これは真の幸せとは言えません。
言い換えれば、自分を大切にできていれば、これこそが幸せです。
自分を大切にする方法は色々ありますが、生きてきて良かった~と思う瞬間をたくさん作ること だと思います。
私たちは、結婚をして8年目ですが、お互い今が一番健康で、元気で、楽しくて、日々笑っています。
家族でいる時間も大切にしながら、個々が何を大切にしているのか、どのように大切にしたいのかを常々共有し合い、自分時間や趣味、仕事も尊重し合っているので、我慢や犠牲とは無縁です。
ですので、生まれてきて良かったぁ!!と日々感じています。
そして、娘の存在も大きい。娘を一人前にすることも、自分の使命です。
さらに、結婚して幸せ!と感じる人を増やしたい、これも私が仕事をする理由であり、モチベーションです。
ですので、これを成し遂げるために私は生きています。
自分の使命を確信していれば、これからも後悔なく人生を生きられると思います。
まとめ
「このままの生き方で、後悔はありませんか?」
「人生あと〇〇年、他にやりたいことはありませんか?」
と問い、少しでも回答に躊躇があるようだったら、今一度立ち止まって、その生き方を変えるチャンスです。
人の命は有限です。
後悔なきよう、今を一生懸命に生きる!
こんなことを、45歳という人生半ばで終えてしまった先生から言われている気がしていますので、私も改めて自分に言い聞かせ、やりたいことは全部やりきるつもりで、毎日を大切に、周囲の人を大切に、自分を大切に、生きていこうと思います。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
代表理事 武嶋愛